鉄友創竜家

福井県の地場産業である鉄を用いた恐竜モチーフの箸置き

学校名福井県立福井商業高等学校
会社名鉄友創竜家
商品名背中ちょっと失礼します。
部署・役職学年ニックネーム
社長1年ひなっぴ
経理部1年はなこ
仕入れ部1年みやし
広報マーケティング部(部長)1年サニート
広報マーケティング部(SNSプロモーション)1年まりりん
広報マーケティング部(チラシ・POP担当)1年せぶん

商品・サービスの説明

福井県の特産資源である「鉄」と「恐竜」という2つの地域資源を掛け合わせた新たな商品開発を通じて、地域の魅力を再発見・再発信することを目的としています。具体的には、鉄製の恐竜型箸置きを制作し、福井のものづくりの技術力と恐竜ブランドを融合させた新しい視点からの地域プロデュースを行います。

恐竜のデザインは、5種類で考えています。

  • ティラノサウルス
  • トリケラトプス 
  • ステゴザウルス 
  • プテラノドン
  • ブラキオサウルス

第一に、箸置きという日常的なアイテムを通して鉄を身近に感じてもらうことで、工業素材としての鉄への親しみや関心を高めることを目指します。第二に、恐竜のモチーフを単なる観光キャラクターとしてではなく、デザイン性と実用性を兼ね備えた工芸品として再解釈し、県の魅力を多面的に発信します。第三に、完成した製品を旅館やホテルなどで使用・販売してもらうことで、観光業者・製造業者・教育機関の三者が利益を共有する「三方よし」の精神に基づいた地域活性化モデルの構築を図ります。

セールスポイント

 今現在、ターゲットは販売経路によって変える予定で考えています。

① 「恐竜好きの“大人”に贈る、静かに主張する一品」

ターゲット: 恐竜好きの大人(30〜50代)、博物館や工芸に関心のある人
購入理由: 子どもっぽくない、鉄の重みとデザイン性に惹かれる
「恐竜は子どものもの」なんて、誰が決めた?
手のひらサイズのこの恐竜は、あなたの食卓にそっと存在感を与えてくれる。鉄のずっしりとした重みとシンプルなフォルムが、あなたのこだわりに寄り添う。“背中、ちょっと失礼します”と箸を支えるその姿は、毎日の食事をちょっと楽しくしてくれる。

② 「福井の旅の思い出が、そっと食卓に帰ってくる」

ターゲット: 福井を訪れた観光客、修学旅行・社員旅行のお土産探しをしている人
購入理由: 実用的で持ち帰りやすく、記憶に残る福井らしい土産
あの旅館で出てきた、あの可愛い恐竜の箸置き。何気なく「かわいい」と手に取ったその一品が、実は地元高校生と鉄工所が一緒に作ったものだと聞いて驚いた。
家に帰ってからも食卓に置いて使うたびに、あの旅の思い出がよみがえる。単なる土産じゃない、“物語”があるから、手放したくない。

③ 「“三方よし”の思いを手元に」

ターゲット: 地域や教育活動に関心のある人、ギフトを重視する人
購入理由: 社会貢献・教育的価値がある商品として共感
「高校生が作ったんですよ」と、旅館の人が教えてくれた。
地元の鉄を使い、地元の工場で、高校生たちが企画した恐竜箸置き。使ってよし、贈ってよし、支えてよし。
商品を通して、子どもたちの挑戦、地域の技術、観光の魅力がつながっている。そんな“いい循環”に、自分も少し参加できた気がした。

④ 「あなたのデスクにも“恐竜”を」

ターゲット: デザインやインテリア雑貨好きな社会人
購入理由: 箸置きとしてだけでなく、ペーパーウェイトや小物としても活用可能
「オフィスの机にも、遊び心を。」
この小さな鉄の恐竜は、食卓だけでなく仕事机の上にもなじむ。重みがあるからメモを押さえるのにも使えるし、ふと目に入るたびに和む。 実は、旅先の高校生たちが作ったもの。話のネタにもなるし、自分だけの“お気に入り”として愛着がわく。

実現可能性

本プロジェクトでは、恐竜型の鉄製箸置きという独自性ある商品を通して地域資源を活用しながら、教育的・社会的価値の高い活動を目指しています。その実現に向けて、以下のように事業の詳細を具体的に構想・準備しています。

お金の流れ(資金計画)

  • 初期費用として、金型製作費・材料費・加工費などが必要ですが、それらの内訳と必要金額を試算済みです。(北鋼シャーリング)
  • 制作原価と販売価格の差を明確にし、一定数量の販売で費用回収が可能な計画を立てています。
  • 収益は、さらなる商品の改良(箸置きだけではなく、コースター・ブックエンド・キーホルダーなど他アイテムを開発)・次年度以降の探究活動資金として再投資する方針です。

発送方法(流通対応)

  • 完成した箸置きは、軽量かつ小型なため、通常の宅配便・レターパック・クリックポストで発送予定です。
  • 外部顧客への対応として、パッケージングも含めた配送体制を整え、納品時の破損や誤配送リスクを抑える工夫も計画中です。
  • 旅館・ホテル等へは、直接納品または地元業者を通じて納品する選択肢も検討しています。

販路(販売先)

対面販売:
県内の旅館・ホテル・道の駅・福井駅周辺の土産店などを想定しています。
事前にいくつかの事業者に協力を打診しており、観光施設での取り扱いについて前向きな反応を得ています。
対面販売では、【1000円ガチャ】と通常販売(¥1,200)を検討している。
ガチャガチャにすることによって、4つの顧客の思想・動機が考えられる。
① 「面白そう!何が出るか楽しみ」=体験重視型
購入者は商品そのものよりも、“ガチャを回す体験”を重視。
「中身は選べないけど、ワクワクするからやってみたい」
② 「福井のお土産になる」=記念品・話題性重視型
「旅行先でしか買えない」「珍しい鉄の箸置き」=お土産にぴったり
③ 「鉄×恐竜ってかっこいい」=デザイン共感型
「恐竜好き」「金属雑貨が好き」「インテリアやデスク小物にしたい」
④ 「1000円ならハズレでも納得」=手頃さ重視型
「普通に1000円の雑貨はよくある」「鉄製だし、むしろお得かも」
→ リスクが低いと感じるため心理的ハードルが下がる

ECサイト(BASE)を活用したネット販売:
対面販売での、話題性をSNS等で発信し、認知度をあげて買いに来れない人への販売手段として利用する。

広報(認知拡大)

  • 広報活動は、話題性を集めるために、Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなどSNSを活用して定期的に発信を行います。
  • また、地元新聞や学校HP・地域FM等でのPRも予定しており、教育的意義を含めて話題性のある取り組みとして紹介できると考えています。
  • 商品にストーリー性(恐竜×鉄×高校生の探究)をもたせることで、購入意欲を高める仕掛けも行います。

制作過程(工程管理)

  • 制作にあたっては、まず金型を設計・製作し、その後、鉄の切り出し・加工・研磨を経て完成品を作る工程です。
  • このプロセスは、地域企業である北鋼シャーリング様に依頼済みであり、すでに打ち合わせと見積もりも完了しています。
  • 生徒も制作の一部(研磨や検品、梱包など)に関わることで、学びと実践が両立する設計になっています。

このように、「構想」だけでなく「実行」に向けた準備と連携体制が整っており、具体性・現実性の高いプロジェクトとなっています。
支援してくださる方々にも納得と安心を提供できるよう、今後も細部まで詰めながら進めてまいります。